2006年06月17日

木材としてのアスナロ(翌檜)

○翌檜(アスナロ)  ―  アスナロという昔懐かしい映画がある、字が 材木として檜に及ばないので、明日 檜に成れるかな? と日々努力する木 明日檜になろう、けなげな名前だ。

日本の住宅政策(日本には政治は無いし 政策も無いと言われている)が、戦後の爆発的人口増加による住宅不足にからみ 木材確保のため なりふり構わず、杉、檜の植林を勧めた。

杉、檜が一番優れた材だと思われたからだ、ところがその副作用まで気が付かなかった、針葉樹は 材木としては非常に優れているが、優れている物はその反面 弱点、功罪等あるもので 自分が早く育つ為に常緑で葉は常に青く、多くの日光を必要とするために 地面まで日光が届かない、多く植えれば益々顕著だ。

日光が地面に届かなければ 地面の微生物は死滅し 草さえ育たない、草が育たなければそれを食べる昆虫類、また更にそれを食べる鳥も、つまり生命の連鎖が断ち切られる。


又、山が常緑樹一色になれば 実の付く広葉樹も無く 食物がなければ 動物が困る。



人間社会しか考えなかった付けが回ってきた、動物の衰退は人間の衰退だからだ、ご存知のように人間が生きる為には 色々な動物の遺伝子が必要で だからこそ神様が色んな生命体を作られた。



又 山自体も広葉樹無くしては存続し得ない。
根を張る樹木も無く、雨で山が崩れ去る、山林研究の権威のかたが、日本の樹木は99パーセント近くが自然に生えた種類ではなく 他の地域から人間の手によって持ち込まれたものだ、という、この説に日本中が驚いているが、元々山に合わない木が 長い間かかって その山で育ち なじんでいるはずだが やはりその山の気候地形に適用できず、根の張り具合が弱かったりするので 山の土を支えきれず 山崩れがくりかえされる。



このような日本の悲しい山林だからこそ 日本の杉、檜を皆で使い林業の人々を潤わせ山に手をかける事ができるように持って行きたい。



杉、檜ばかりが珍重される現状があるわけだが、そういう中でやはり他の木材への関心も当然高まってきた、木造住宅は色々な木があってこそ楽しい。



アスナロは杉に及ばないという話は止めよう、及ぶ必要も無いし 元々違うからだ、(世界に一つだけの花)の歌詞がすきだ。



アスナロはもちろん それだけで充分個性のある材木で床柱として使えば非常に趣きがある、板材としても面白い、柱として各部所に使うと良い効果が生まれる。

他と違った家が求められる時代になった、もう一度古い木造建築を見直す時期と思う。

八丈島ギャラリー 2

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posted by ダンデイ八丈 at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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